もう少しだけ語彙力のある生活

ツイッターですごいとやばいしか言わないオタクのはなし

私と音楽とBLUE GIANT

映画「BLUE GIANT」を見てきました。

映画を見た後の感想ってツイッターでちょっとつぶやいたり、ふせったーに書いたりすることが多いんですが、この映画はちゃんと思いの丈を書いたほうがいいなと思ったのでこのブログに書くことにします。

このブログは私の心が動いたときにしか記事を書かないブログなので、映画で記事を書くのはとても貴重な体験だと思う…。

そもそも今年は灰原さんの総集編映画から始まり、鬼滅、推しの子、AXIA、とうらぶ、コナンとすでに映画館に10回以上は行っていて、(AXIAには6回行ったので)この先もサイコパス、岸部露伴、青ブタ、ユーフォと目白押しなんだよな 

 

以下、本編のネタバレが含まれます。

未見の方はぜひ公開終了する前に騙されたと思って…行ってくれ……

 

 

私はきっかけは覚えていないけどジャズが好きで、多分サックスの音が好きなんだろうな~と思います。

ジャズをちゃんと好きな人に申し訳ないので説明すると私の好きは聞いてておっ!ええやん!ってなるくらいの好き度です。

作業するときに聞くならクラシックかジャズかな~…という感じ

最近ハマったコンテンツの影響でロックも聞くようになりましたが、作業では聞かないかな まあ文章書くときは無音が一番集中できるんですが…

アニメBACCANO-バッカーノ!-のOPテーマ「Gun’s&Roses」がめちゃくちゃ好きだったな~と思う もしかしてこれがきっかけなのかな

なので、「BLUE GIANT」の映画もジャズがテーマのアニメと聞いてちょっと興味はありつつも、自ジャンルの舞台とか映画があり、なかなか行く機会が無く…

というか今調べたら公開日2月17日だったんですね… 4月までやってくれててよかった…

3月くらいにフォロワーさんが行かれてて良かったという感想を見ていいな~とずっと思ってて、でもやっぱり行く機会が無く…

そうこうしてるうちに地元の映画館では朝イチの上映とかしかやらなくなっちゃって…となってるときに【推しの子】の横槍メンゴ先生がBLUE GIANTの感想ツイートをされてて、メンゴちゃん先生が推してるなら…やっぱ見るか…となってようやく重い腰を上げたのだった メンゴは俺のTLの中でも信頼のできるフォロワーだからな…

地元の映画館、一日一回上映だけど最終週だからか夜に上映してくれたので見れた ありがてえ 28日からはまた新作が増えるから27日で公開終了みたいで… ギリギリ滑り込めてよかった

 

私は音楽を聞くのが好きだけど、自分では演奏しなくて、弾いたのも学校の授業か、小学校のときに入ってた器楽部のときくらいで…という感じなので、音楽はほぼ素人で

でも音楽を聞くのは好きだし、最近は追っているコンテンツのおかげで生バンドの演奏を聴く機会が増えてきていて。

BLUE GIANTの良さってあの演奏の素晴らしさを映画館の音響で聴けることなんだろうなって思うんですけど、私はそれよりもストーリーに惹かれたんですよ…

予告編も見ずに行ったので、ジャズの話ということだけしか知らなくて、演奏がすごいんだろうなと思っていたから演奏はもちろんすごくて

それよりもずっとずっとストーリーがグッときてビシャビシャに泣いちゃった

 

はじめて演奏したときの玉田のできなくて悔しい気持ち、あの橋の上で泣くシーンがめ~~っちゃ良くて…

何かに一生懸命になったことがある人とか、何かに打ち込んだことがある人は、絶対「できなくて悔しい」を味わったことがあるはずで、初心者だからこそもっとうまくなりたいと泣く玉田の気持ちは痛いほどわかるよな…と思って胸にぐっと来ましたね・・・

これがあったからこそ、ファンのおじさんの「君の成長するドラムをファーストライブから見てる」って言う台詞にダバダバ泣いてしまった

しかもあのおじさん最後のブルーにもいるんだよ……泣くしかねえよ

 

それと、雪祈がSo Blueの平さんにガツンと言われるシーン!

今まで雪祈って才能があって、色んな人にちやほやされてて、もちろん努力はしてるし練習もしてるけど、その才能に酔っているというか…自分は他のやつとは違うと思ってる気持ちがあったんじゃないかな、と思う

クールで器用になんでもこなすからソロも「内臓をひっくり返す」ようなものができなくて…それを全部言い当てられて悔しいというより恥ずかしい、っていう気持ちが出てたのが良かったな…

でもそれに腐らないでちゃんと自分を見つめ直して変えていくところが……

あの豆腐屋のおじさんにサイン持っていくとこもすごい好きだった

なんでサイン断ったのが豆腐屋のおじさんだってわかったんだろう ごめん一回見ただけじゃわかんなかったわ

そこからのひとりでゲスト出演するやつも……

雪祈のピアノは今までもすごいな~って思って見てたけど、あのゲスト出演回のソロが今までと違ってよりすごいのは素人が見てもわかるし、そういう演出と演奏ができるのは関わったスタッフさんと演奏者さんの技術だな…と思った

あとあきこさん……まじで超好きだった 偶然最初に入った店だったのにさあ…

あんな…毎日のように練習させてくれて…ちゃんとショバ代払ってんのかあいつら…???

ブルーでライブするって話聞いたときにぽろぽろ泣いちゃうあきこさん見て私も泣いちゃったよ……

 

雪祈が玉田にドラム上手くなったって言う台詞で「おい!!!!!死亡フラグ立てるのやめろ!!!!!!!!!!」(しかもあのシーン、救急車の音が聞こえててめっちゃこれから不穏なことがありますよ~~のフラグになっている)ってなったんですけどフラグ回避できなくて泣いた

なんであんな あんなことあっていいのか……居眠り運転を撲滅しよう

 

最後のブルーのライブ、大がサックス教えてもらってた師匠の人もいたし、玉田のドラム教室の先生も、ファーストライブにビラ配りしてきてくれた赤い鼻のおじさんも、雪祈のお母さんの教室に通ってた女の子も、豆腐屋のおじさんもファーストライブに最初から来てくれてたおじさんもいて まじで まじでもうその描写だけでビッシャビシャに泣いちゃった

あきこさんが泣きながらテーブルにとんとん手のひら叩いてリズム取ってるの見て もう もう涙腺が決壊よ…

あそこにいる人たちみんな音楽が好きで、音を楽しむためにあの場にいて、文字通り音楽を楽しんでるんだなあ……って思えたのがすごく…よかった

最近生バンドの音を聞いて耳が肥えているため、映画館の音響で聴いても渋谷ジージでジャズのライブやろうぜ!!!!!ってなってしまった

普通にフラっとジャズバーとかジャズ喫茶行って生のジャズ聞きたくなったな…

サックスの生音とかウワア~~~!ってなるんだろうな 聞きてえ

 

ここ最近、今までよりもずっと音楽が近くにあって、だからこそ今までよりもずっと色んな音楽に興味を持つようになって、やっぱり音楽っていいな……と思えた映画だった

ジャズはとりわけ自由なんだよな……激しくて熱い音を堪能しました

 

もうすぐ公開終了になる映画館が多いと思うので、ぜひ色んな人に見て欲しい

オタクってよく全人類見ろって言うけど、BLUE GIANTは色んな人に見て欲しい作品なんだよな 心からオススメできるというか…今の私のこのふわふわした高揚感と同じ気持ちを色んな人に味わってほしい

映画館の音響で見るからこその迫力がきっとあるはずなので……

私はジャズのライブに俄然興味が出てきましたね

 

以上です