もう少しだけ語彙力のある生活

ツイッターですごいとやばいしか言わないオタクのはなし

いつか見た希望には辿り着いたかい?-ARGONAVIS the Live Stageを終えて-

私がアルゴナビスというコンテンツに出会ったのは、「いつか見た希望には辿り着いたかい?」という歌い出しから始まる、Argonavisの曲「ゴールライン」という楽曲のCMを見たのがきっかけです。


www.youtube.com

 

一緒に見てた妹と、いい曲だねと言って調べたら渡辺拓也作曲で、天才じゃん……となったのをよく覚えています(私は拓ちゃんの作る曲が大好きなので)

それからCDを集め始めて、ボイスドラマを聞いて、そうこうしているうちにアニメが始まって、推しカプができて、長年患っていたカップリングED*1が治って……と、2020年はアルゴナビスのおかげで目まぐるしい一年でした。

出会いの話は前にも書いたのでその辺を参照いただくとして…。

 

zu-kax.hatenablog.com

 

アルゴナビスを知ってからずっと、とにかくリアルライブに行きたい!!!と思っていました

私はもともと声優のおっかけ業をしており、月に2~3度東京遠征はザラで、東京に住んでる友人に「もはや東京に泊まる部屋を作ったほうが早いのでは?」とか言われるくらい遠征してたんですよね

それがコロナで遠征できなくなって、エンターテイメントも様変わりしてしまって。配信はありがたいし楽しいけど、やっぱりライブは五感で楽しむものだと思うんです…。

アルゴナビスにここまでドハマりできたのはコロナのせいで遠征できなくなって、時間を持て余していたからだと思うし、その出会いには感謝なんですが、やっぱりどうしても生音でバンドの音を浴びたい…!という気持ちは、このコンテンツを知った時からずっとあって。

10月のLRフェスも、3月のCROSSINGも、4月のアコステツアーも、5月のJUNCTIONも、ずっとずっとモニターの前で歯ぎしりして見てました 

悔しいな、見たかったな、現地で生の音を浴びたいなって

LRフェスのときに、伊藤さんが「お客さんたちは勇気を出してこの場所に来てくれた」っておっしゃってたんですよね。

それを聞いて私はずっともやもやしていて。なんでもやもやするのか考えていたんですが、行った人ももちろん勇気を出しているけど、行かなかった人だって勇気を出しているんですよ。誰かに感染させたくない、家族や職場に迷惑をかけてはいけない、そういう思いを持って、自分勝手な行動はできないと自分自身を諫めて、行きたい気持ちを押さえて、どうにか堪えて、勇気を振り絞って「参加しない」選択を取った。

そういう、行かなかった人たちの勇気は、評価してもらえないんだなって思っちゃって。行った人たちだけが勇気出したねって褒められるの、不公平だしずるい!って思っちゃったんですよね…。私は性格が悪いので、私のことも褒めてよ!ってなっちゃう

もちろん、舞台に立つ彼らには目の前にいる人たちしか見えないのでしょうがないと言えばしょうがないんですが。

JUNCTIONだけはどうしても行きたいってチケット取って、プレミアムシート当たってて、絶対行きたいからお願いしますって家族に相談したんですが、山梨県は感染者が少なくても、そこに至るまでに東京を経由するし、東京から来る人だっているからリスクは高いと言われ、感染したときに家族や家族の職場まで迷惑をかけるかもしれないから、無責任な行動はしてはいけないと言われまして…緊急事態宣言下で、経由するだけとは言え東京に足を踏み入れたことが周りに知れたら後ろ指をさされるよと言われ

いや、正論なんだけどぐうの音も出ず……

5月は私自身も謎の体調不良が続いてPCR検査もしてたので(陰性でしたが)家族が心配してたのもわかるんですけど…どうしても行きたかった野外ライブに行けなかった悲しみと悔しさって、結構引きずるんですよね

6月なら多分大丈夫でしょうとチケットは取っていたものの、家族に行きたいのですが…と相談したのは一週間前くらいで

そのときは緊急事態宣言も明けているのがわかっていたのと、帰って来てからもしばらく隔離生活をするのであればという条件でお許しをいただきまして

前置きが長くなりましたが、ようやく…… 

1年以上経って、ようやくアルゴナビスというコンテンツのイベントに現地参加することができました

 

そもそも、私は実写化というのが正直言うと苦手でして

可能ならばやらないで欲しいと思っているくらいで…

漫画やアニメの原作が好きであればあるほど、2次元と3次元の違いに困惑してしまうんですよね

劇団四季とか、舞台とか観劇自体は好きなのですが

サイコパスのVVシリーズ*2とかは、VVのために新しく作られたキャラクターなので世界観が好きでアニメに出てくるキャラクターを壊さないのであればと喜んで見に行ったものもあります

後は原作をあまり知らないで話題だから見に行ったとうらぶの劇場版とか

吉沢亮沖田総悟だけは許した(贔屓)

私はもともと声優オタクなので、キャラクターを声で判断してるところが大きくて、恰好がそのキャラクターでも、声が違ったらなんか違う……ってなっちゃうんですよね

アルゴナビスも、舞台化が発表されたときも妹と「舞台か~うーん舞台はな~」って言ってたんですが、ところがどっこいキャストが発表されたら2秒で「行くわ」となりました(手のひらくるくるパーか?)

だって声、同じじゃん……

 声聞けば誰かってわかるじゃん!!!目瞑ってても誰が喋ってるかわかる!!!すごい!!!!天才!!!!

アルゴナビスというコンテンツ、舞台というフィールドとあまりにも親和性が高すぎる

元々舞台出身の方もいらっしゃるし、絶対すごいやつが来るじゃんって思ってました

 

ステに行くまでの話、長すぎか…?

 

細かい内容についてはふせったーで死ぬほどダラダラ書いてるので暇な方は探してみてください(強めの幻覚を見ているから探すときは覚悟してくれ)

全体の話する

アルゴナビスというコンテンツ、舞台とあまりにも親和性が高いんですけど(大事なので何度も言う)

まずね、ライブ、する

もはや舞台じゃない ライブ

舞台じゃなくてライブ行ってきた

演者が楽器やってるコンテンツ、まじでポテンシャルがやべえと改めて思いました(語彙)

演奏するフリじゃねえんだもん 全部音出すし演奏するし全部歌うんだもん

なんならBGMも全部やっちゃうじゃん すごいよ……

このコンテンツすごいよ~~~~!!!!!って見ながらずっと感動してました

2.5の舞台全然見たことないけど、この舞台が他と違うのはわかる アルゴナビスだからこそ、というか、アルゴナビスでしかできないステージだと思いました

まずもって、観客は「Argonavisのライブを見に来たお客さん」という構成で、Argonavisの結成の話を追体験するという流れなんですが、これが本当に素晴らしい演出だなと…。私たちは観客でありながら、物語の一部を担うキャストでもあるんですよ

リーライ2018の「カラーズ」*3を思い出しました

これこそが没入感というか、観客がより舞台にのめり込むための演出、テクニックだなあと。

それから、GYROAXIAの演奏をArgonavisのメンバーがスマホで見ていて「見た人みんながすごいって思うよ」って万浬くんが言うシーン。これも「見た人みんな」というのに私たち観客も含まれていて、実際GYROAXIAの曲は本当に命を削っているような燃えるパフォーマンスだったので、すごい…ってなっちゃうんですよ

Argonavisのメンバーと同じ気持ちを、観客にも味わわせてもらってるんだ、同じ気持ちを共有してるんだっていう没入感です。テクニカル……

これは劇場版SHIROBAKO*4でも味わえるのでぜひ見て欲しい(息をするように他ジャンルの宣伝をするな)

そういうテクニックや演出を抜きにしても、”””””””いる”””””””””のよ

Argonavisが、GYROAXIAのメンバーが、””””””””存在している”””””””””

今回、ビジュアルは(髪色とか)そこまで寄せてなかったけど、アニメでよく見てた私服の衣装に身を包んだキャスト陣はまじで【彼ら】でしかなくて。

これは贔屓じゃないので許して欲しいんですけど、里塚賢汰、まじで里塚賢汰だった

缶バッチの顔、まじで”””””そう”””””””

橋本真一さんが舞台俳優っていうこともあるし髪色も寄せてくださっているというのもそうなんですが、里塚賢汰、生きてる。 LOVE・・・

 

事前にあったインタビュー動画とかでも、アニメの流れを踏襲してなぞるお話と言われていて、1時間40分でアニメ13話できるはずないし、アルゴナビスは五人揃った状態で、ジャイロと対バンやって結人の脱退騒動やっておしまいかな~?くらいのこと考えてたんですが、アニメ13話全部やりおったのよ

その辺は脚本のまとめ方が神がかっているというしかないんですが、本当に重要な部分以外を全部こそぎ落として圧縮していて、綺麗にわかりやすくまとめられていて本当に素晴らしいと思いました

密度と濃度が濃すぎて体感3時間ありました 終わってから時計見たらバグってんのかと思った

本当にテンポが良い まじでテンポ良すぎ、台詞の感覚がポンポン続くし、なんなら次のシーンのキャストがステージに待機してるから暗転の時間とか超短い

忙しい人のためのアルゴナビスフロムバンドリ!って感じだった

初めてアルゴナビスに触れる方、13話もアニメ見てらんねえなって方は舞台見たほうが良いと思う そんで舞台で気になったらアニメ見ればいいと思う

演奏する曲もね、大事なところはほとんど押さえてるのでこれ見れば曲もわかるしね……いや選曲もね……神オブ神なんですよ セトリ考えた人にボーナスあげておいて

それほどまでにコンパクトに美しいパッケージとしてまとめられていて、これを見ればアルゴナビスのことがわかりますよっていう名刺代わりになるというか、初見の人のための作品だなあと思いました

もちろん、初見以外の人間も漏れなく楽しめたのでもはやこれは全人類向けよ

いやでも初見の方はテンポ早すぎてついていけない!と思うかもしれないけど 私はすでにアニメを知っているのでこういう感想を持ったのかもだけど…初見の感想教えてほしい

重要な部分以外こそげ落としたはずなのに私の推しオブ推しシーンが全部詰め込まれてて、アニメでここ大好きだなって思ったところ全部入れてくれてたから毛利さん、好きだよ…ってなった これ以上話すと自カプの話をしそうなのでお口チャックします

 

ずっとずっとリアルライブに行きたい、生のバンドの音を浴びたいって思っていて、ようやく念願叶って(しかも別の夢も叶ってしまった……)生音を浴びられて、やっぱりライブは五感で感じたいなって思いました

ドラムのドンドンッって音とか、キャストが叫ぶ声とか、心臓まで届くようなスクリームとか。こんな風に今までやってきたんだなって、配信でももちろん見てたけど、生の音って、こんな音なんだなって思えて本当に幸せな時間でした

初めて参加できたアルゴナビスの現場がナビステでよかったと心から思います

まごうことなく私のためのステージだったと、思ってます(幻覚です)

 

「いつか見た希望には辿り着いたかい?」への答えはYesです。

ずっと、リアルライブに行きたいと思っていました。

彼らの演奏を五感で感じて、生の音を浴びる幸せを共有したいと、夢見ていました。

ずっと見たかった景色、ずっと感じたかった希望という栄光のステージを全身で感じられて、すごくすごく、胸がいっぱいで、感無量になりました。

でも、これだけじゃ足りなくなっちゃった

一回浴びたら、「また浴びたい」になるんですよ人間は欲深い生き物ですからね……

次のリアルライブも絶対行きたい……の気持ちにもっとなりました

前のブログでも書いたんですが、アルゴナビスプロジェクトは終わりの見えないコンテンツだと思っています

必ず「次」が用意されているんです。それは運営の情熱とキャスト陣の努力の成せる技であって、決して当たり前のものでは無いんですが、それを当たり前にしてくれているアルゴナビスというコンテンツのことが大好きです。

私に取っての「次」は、札幌です。

札幌で火花散らさないと死ねない身体になっちゃったよ

責任取ってチケット用意して欲しい

 

きっと答えを探し続けてここまで来たんだろう?

終わりはまだ見えないよ

 

 

多分ずっと「終わり」は見えないまま、これからもずっと、その先の「いつか見た希望」に辿り着くために、このコンテンツを追いかけ続けたいと思っています。

 

とりあえず7月のCD、いっぱい買うわよ!!!!!!!!!

対戦よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!

  

 

一番大事なこと書くの忘れてた!!!!!!

アルゴナビスと舞台、親和性が高すぎるのでこれに懲りずにまた第2弾とか第3弾とかやってほしいです!!!!!!

そんで、ARGONAVIS the Live Stage~目醒めの王者~絶ッッッッッッ対見たい

みんな!!!!!!アンケートに書いてください!!!!!!頼む!!!!!!それで救われる命がある!!!!!!

私はジャノベが舞台になるのを見たい………お願いします………お願いします………

 

 

 

 

 

 

*1:あえて説明はしないが狂ったように同人誌を書かなかった年が何年も続いていた

*2:舞台サイコパス Virtue and Viceと、Virtue and Vice2の2作。出てくる人間みんな死ぬ

*3:Kiramuneが毎年やっているリーディングライブ。2018は詐欺師のお話で、観客は詐欺師に騙された人たちという舞台装置の役割を担った。言葉で説明するの難しいね…

*4:全人類推薦アニメ。絶対見たら幸せになれるから見て